◎外科では、大腸の良性腫瘍（大腸ポリープ）切除が最も多い症例となっています。次いで鼠径ヘルニアの手術症例・痔瘻の手術症例の順となっています。

◎整形外科では、透析患者さんの整形外科疾患の治療も取り組んでいます。高齢者の転倒による胸腰椎の骨折や大腿骨の骨折症例には腎不全を持つ患者さんも多くなっています。

◎循環器内科では、狭心症など虚血性心疾患に対する検査やカテーテル治療のための入院症例が多く、下肢閉塞性動脈硬化症や重症虚血肢の足趾の皮膚潰瘍症例も多くなっています。

◎腎臓内科では、腎臓病の保存期～透析に移行するまでの疾患治療に取り組んでいます。腎生検やネフローゼ症候群に対する治療、透析を行うための末梢動静脈瘻造設術や連続携行式腹膜還流用カテーテル留置術などの症例が多くなっています。

・クリニカルパスを導入しております。

◎血液透析では、透析導入目的、シャント不全による再手術が最も多い症例となっています。また、合併症を発症している方を他施設より多く紹介されており、院内各診療科と連携して治療を行っているため、シャント狭窄・閉塞によるカテーテル治療も多く行っています。

◎消化器内科では、大腸の良性腫瘍（ポリープ）に対する内視鏡治療の入院が最も多くなっています。また、内視鏡手術を行う胆管結石、肝がん対する局所治療、肝硬変などの治療も行っています。高齢者が多いことから、消化器疾患のみならず肺炎を治療する症例も多くなっています。

◎外科で最も多い手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ粘膜切除術となっています。次いで鼠径ヘルニア手術、大腸癌に対する結腸切除術、痔瘻根治術、痔核手術を行っています。

・クリニカルパス（標準的な治療計画）を導入しております。

◎整形外科の手術は、四肢切断術、骨折観血的手術、人工骨頭挿入術、断端形成術、全層植皮術の順に多くなっています。循環器内科でのカテーテル検査や造影検査の結果、当科で四肢切断術を行う患者さんもおり、他科と連携して診療を行っています。

◎循環器内科で最も多い手術は、下肢閉塞性動脈硬化症や重症虚血肢に対する四肢の血管拡張術・血栓除去術です。次いで経皮的冠動脈ステント留置術、ペースメーカー交換術、上腕動脈表在化法、ペースメーカー移植術となっています。透析施設からの紹介も多く他科と連携して診療にあたっています。

・クリニカルパス（標準的な治療計画）を導入しております。

◎腎臓内科で最も多い手術は、上腕動脈表在化法と末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術　単純なもの）となっており、次いで、腹膜透析用のカテーテル抜去の試験回復術、連続携行式腹膜還流用カテーテル腹腔内留置術、四肢の血管拡張術・血栓除去術となっています。腎疾患の経過により血液透析や腹膜透析が必要になる場合があり、血液透析に関する手術が多くなっています。

◎血液透析科では、透析施設からの紹介も多く経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）が最も多く５年連続順位が１位となっています。次いで、血液透析を行うための末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）となっています。

・クリニカルパス（標準的な治療計画）を導入しております。

◎消化器内科で最も多い手術は、大腸の良性腫瘍（大腸ポリープ）や大腸の早期癌に対する内視鏡的ポリープ粘膜切除術となっています。次いで、胆管癌や膵癌による胆管狭窄へのステント留置、胆管結石に対する内視鏡的乳頭切開術が行われています。肝がんに対する血管カテーテルを用いての肝動脈化学塞栓術、結腸からの出血部位を確認し止血する内視鏡的消化管止血術も多くなっています。