フットケア外来

診療・各部門

診療協力部門

我が国の糖尿病患者数は増加し、現在約890万人となり、予備軍を合わせて約2210万人と推定されています。(2011/2012年国民衛生の動向より)糖尿病の合併症の一つとして足病変があります。
足病変は、潰瘍、感染、壊疽から足の切断に至る場合があるとともに、足切断による生活への支障から生活の質が下がってしまう可能性があります。その一方 で、予防ケアと早期発見、早期治療をおこなうことで、重症化を防ぐことができます。そこで当院では、多くの糖尿病患者さまの足切断を減らしたいという事を 目標に、2010年7月に予防・治療両面からのフットケア外来を開設いたしました。

フットケアチームメンバー
フットケアチームメンバー

診療時間

第1・3・5 木曜日
午後2時~4時(完全予約制)

担当医師

整形外科医師

対象となる方

糖尿病をお持ちの方で、下記症状がある方

  • 爪が厚い
  • 巻き爪がある
  • 足がしびれる
  • 痛い
  • たこ、うおのめ
  • 水虫がある
  • 足先に傷があり治らない ... など
皮膚灌流圧検査器
皮膚灌流圧検査
皮膚灌流圧検査

診療内容

  • 整形外科医師による定期的な足の診察、診断、治療
    《重症虚血肢・足病変に対する診断と治療》
    【診断】血液検査、ABI、皮膚灌流圧、血管エコー、CT・MRIなど画像診断 、下肢動脈血管造影など
    これらの結果から総合的な判断を行い、治療方針を決めています。
    【治療】リスクファクターの改善、血管内カテーテル治療、足救済手術、創傷治療(薬剤・創傷被覆材の使用、外科的デブリードマン、陰圧閉鎖療法)
    上記診断、治療は、整形外科医、循環器内科医、糖尿病内科医、透析外科医、コメディカル、看護師にて医療チームを作り、行っております。
  • 看護師による足を守る為の予防方法の指導、フットケア
    • 予防方法(足の観察、保湿、爪切り)
    • フットケア(爪切り、たこ、うおの目の処置 など)
    • リンパセラピストによる静脈環流障害に対するケア
  • 靴、装具の指導や調節
    足に傷をつくらないことや、傷の治療・再発予防の為には、足に合った靴を履く事も重要です。同時間内に義肢装具士(日本義手足製造株式会社)による靴、装具の指導や調整も行っております。
診察の様子
診察の様子
フットケアの様子
フットケアの様子

予約

  • 043-261-2211(代表)「フットケア外来の予約」とおっしゃってください。
  • 初診の方は、まずはかかりつけの医師に相談の上、紹介状をお持ちいただくと診療がスムーズですので可能であればお願いいたします。
  • 初診の方や、病状が変化し受診される場合、状態に応じた検査をさせていただきます。お時間には余裕をもっていただけるようお願いいたします。

問い合わせ

整形医師(花岡)、看護師(黒巣)