【栄養管理室の紹介】
栄養管理室は診療協力部門として、患者さまの栄養状態を早期に把握し、疾病治療を援助する食事の提供や栄養相談を通して、患者さまの健康の回復をサポートしています。
【給食管理について】
患者さまに安全でおいしい食事を提供するよう、管理栄養士4名・調理師4名・委託調理補助員・洗浄スタッフが互いに協力しながら給食業務を行っています。
当院では千葉県産のお米や鮮度のよい生鮮食材を多数使用し、ベテランの調理師が春巻き、餃子、シュウマイ、とんかつ、天丼、オムレツ、ハンバーグ、メンチカツ、プリンなどを手作りしています。また、安全面に於いては、HACCP(大量調理衛生管理マニュアル)に基づく衛生管理の徹底、配膳前にアレルギー食品や食形態などの適正について管理栄養士が点検しています。
<食事の提供時間> 朝食8:00 昼食12:00 夕食18:00
<入院食の種類>
*一般治療食:常食・全粥食・7分粥食・5分粥食・3分粥食・普通流動食、嚥下訓練食
*特別治療食:糖尿病食・高脂血症食・腎臓病食・透析食・潰瘍食・膵炎食・胃術後食・下部消化管術後食・大腸炎症疾患食(低残渣)・貧血食・高蛋白食・注腸造影食・経腸栄養食
<食形態>一口大きざみ(1.5~2cm)・きざみ(5mm)・極きざみ(1mm)
「噛めない」「飲み込みづらい」などお困りの患者さまには、それぞれの状況に合った
対応をしています。
- <嚥下訓練食>
食種 | 食事の一例 | 内容 |
嚥下訓練食① (学会分類コード:0J) | お茶ゼリー ビタミンサポートゼリー (1日分のエネルギー312kcal、蛋白質0g) | |
嚥下訓練食② (学会分類コード:1J) | お茶ゼリー、お粥ゼリー、卵豆腐、のり佃 (1日分のエネルギー289kcal、蛋白質12.7g) | |
ペースト食 (学会分類コード:2-1) | ミキサー粥、豆腐の田楽 南瓜の含め煮、梅びしお、お茶ゼリー (1日分のエネルギー1000kcal、蛋白質50g) |
- <行事食> ひと月ごとに季節を感じて食事を楽しんでいただける行事食を行っています。
お正月 手作りおせち | |
こどもの日 鮭トマト煮・ロールケーキ | |
十五夜 お月見うさぎ | |
冬至 手作り南瓜サラダ 鶏肉の柚子煮 | |
クリスマス チキンソテー&ロールケーキ | |
年越しそば 手作りかき揚げ |
【栄養管理について】
医師・看護師と連携し、各病棟担当の管理栄養士が入院患者さまの栄養管理を行っています。
食事摂取量の低下および栄養状態の低下が予測される場合はベッドサイドへ訪問し、召し上がりやすい食事の調整や栄養補助食品の提供など個別対応の提案を行っています。
また、管理栄養士は、NST(栄養サポートチーム)をはじめ、褥瘡チーム、心不全チーム、呼吸器チームなど、診療チームの一員として活動しています。
【栄養食事相談】
腎臓病、糖尿病、心臓病などの慢性疾患や消化器術後、摂食嚥下障害や低栄養など、疾患別の栄養・食事療法について、患者さまの食習慣に合わせてお話しさせていただきます。
*栄養相談は医師の指示依頼が必要です。ご希望の場合は担当医へご相談ください。
<個別相談> 月~金曜日(平日のみ) 9:00~16:00まで (事前予約制)
<集団教室> 糖尿病教室 (現在未定)
【管理栄養士が取得している専門認定資格】
・日本臨床栄養代謝学会認定 NST専門療法士:2名
・日本栄養士会認定 TNT-D(静脈経腸栄養)専門管理栄養士:1名
・日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士(CDEJ):3名
・人間ドック健診情報管理指導士:1名・日本栄養士会認定特定保健指導研修修了者:1名