平成29年度千葉病院病院指標

年齢階級別退院患者数
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
成人市中肺炎の重症度別患者数等
脳梗塞の患者数等
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	ー	12	37	42	146	266	563	840	613	140

どの年齢の患者が多いかを分類したものです。○集計対象

・当院を平成29年4月1日～平成30年3月31日の間に退院した方。

・集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延べ患者数として数えます。

○解説

・昨年と比較して、傾向は同じで、60代以上の方が多いです。

・70代にピークが来ています。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患なし手術・処置等1:１あり手術・処置等2:なし副傷病:なし	97	3.76	3.03	1.03	69.72
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等1:なし、１,２あり手術・処置等2:なし副傷病:なし	43	5.97	4.62	ー	69.13
050130xx99000x	心不全なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:なし副傷病:なし	30	25.63	17.71	ー	80.23
050170xx03000x	閉塞性動脈疾患動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等手術・処置等1:なし、１あり手術・処置等2:なし副傷病:なし	30	5.03	5.68	ー	73.36
050070xx99000x	頻脈性不整脈なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:なし副傷病:なし	28	10.32	7.71	ー	81.39

・当院内科は、主に循環器系の疾患に取り組んでおり、狭心症や心不全等の疾患が上位を占めています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060245xx97xxxx	内痔核手術あり	27	6.44	5.71	ー	61.44
060235xx97xxxx	痔瘻あり	18	5.44	6.23	ー	44.88
060035xx03xxxx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	14	6.28	7.37	ー	68.21
060100xx03xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	13	5.92	7.21	ー	67.69
060020xx99x30x	胃の悪性腫瘍なし手術・処置等2:３あり副傷病:なし	12	8.33	6.83	ー	75.66

・当院外科は、消化器系の疾患に取り組んでおり、肛門疾患の痔核や痔瘻、大腸疾患のがんやポリープが上位を占めています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	20	59.75	27.09	35.00	79.50
160690xx99xx0x	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）なし副傷病:なし	17	51.76	19.94	ー	79.23
160820xx01xxxx	膝関節周辺の骨折・脱臼骨折観血的手術　鎖骨、膝蓋骨、手（舟状骨を除く。）、足、指（手、足）その他等	4	47.00	26.82	ー	60.50
160820xx99xxxx	膝関節周辺の骨折・脱臼なし	4	58.75	20.06	ー	81.25
160800xx99xx0x	股関節・大腿近位の骨折なし副傷病:なし	3	46.66	15.22	33.33	78.66

・当院整形外科は、通常の整形疾患に加え、血液透析患者の整形外科疾患の治療に取り組んでいます。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx991x0x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1:あり副傷病:なし	45	5.02	7.35	ー	54.04
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:なし副傷病:なし	34	19.32	12.23	2.94	63.91
110280xx02x1xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術　その他の動脈等手術・処置等2:１あり	32	41.25	36.38	12.50	71.50
110260xx99x0xx	ネフローゼ症候群なし手術・処置等2:なし	20	28.60	22.12	10.00	62.40
110280xx99010x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:１あり副傷病:なし	19	22.52	14.55	5.26	71.52

・当院腎臓内科は、腎臓病の保存期から血液透析に移行するまでの疾患の治療に取り組んでいます。・腎疾患の診断に行う腎生検と血液透析導入の為の内シャント等作成が上位を占めています。

血液透析科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx02x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術　その他の動脈等手術・処置等2:なし副傷病:なし	139	10.79	8.50	10.79	67.46
110280xx02x1xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術　その他の動脈等手術・処置等2:１あり	104	29.51	36.38	25.00	68.72
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:なし副傷病:なし	47	9.17	12.23	12.76	70.31
110280xx99010x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1:なし手術・処置等2:１あり副傷病:なし	4	27.75	14.55	ー	72.25
110280xx97x10x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全その他の手術あり手術・処置等2:１あり副傷病:なし	3	18.33	21.93	ー	73.66

・当院の血液透析科は、他施設からの紹介患者が多く、その中でも合併症を発症している患者に対して院内の他科診療科と連携し治療にあたっています。・末期腎不全患者の血管内シャント作成や血管の移植等の手術が上位となっています。

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

	初発					再発	病期分類基準（※）	版数
	Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明	再発	病期分類基準（※）	版数
胃癌	23	5	6	8	5	23	2	第7版, 第6版
大腸癌	10	7	11	12	6	2	2	第7版, 第6版
乳癌	ー	1	ー	ー	6	ー	2	第7版
肺癌	ー	ー	ー	ー	2	ー	2	第7版
肝癌	1	5	8	3	2	17	2	第7版, 第6版

※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約

○定義・胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌を主要5大癌という

・初発:自施設で腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施

・再発:自施設・他施設を問わず初回治療が完了後、自施設で患者を診察した場合や治療がん寛解後に局所再発・再燃又は、新たな遠隔転移をきたした場合

・病期分類は、がんがどのくらい進行しているのかを意味します。Stage0からⅣまであり、Ⅳが最も進行している事になります。

○解説　・早期がんの治療を行っています

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	5	9.00	59.80
中等症	40	16.85	82.17
重症	10	24.90	82.60
超重症	4	21.25	90.25
不明	ー	ー	ー

○定義・市中肺炎：病院外で生活をしていた人に発生した肺炎

・重症度：身体所見、年齢による肺炎の重症度分類（A-DROP）により年齢性別や血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、

意識障害の有無等で0～5または不明に分類。数字が大きいほど重症になっていきます。

○集計対象

・当院を平成29年4月1日～平成30年3月31日の間に退院した方で、肺炎をきっかけに入院しその治療に最も医療資源を投入した方。

ただし、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎を除きます。

・集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延べ患者数として数えます。

・重症度が上がるほど、患者の平均年齢が上がり、平均在院日数が長くなる傾向にあります。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	20	12.62	76.89	15.00
その他	1	13.00	68.00	100.00

○脳梗塞の病型の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率、平均年齢を示す。・対象傷病名は、医療資源を最も投入した「ICD10」を集計。

・当院を平成29年4月1日～平成30年3月31日の間に退院した方。

・集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延べ患者数として数えます。

○解説

・脳梗塞発症から3日以内に受診した方が、半数を超えています。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　長径２センチメートル未満	66	0.09	1.25	ー	64.84
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	52	2.82	12.75	3.84	71.53
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術　その他のもの	44	5.15	6.08	2.27	68.75
K607-3	上腕動脈表在化法	17	14.00	32.64	35.29	76.35
K5972	ペースメーカー移植術　経静脈電極の場合	16	6.56	32.81	18.75	76.93

・1位の術式は、内視鏡で大腸の患部を切除する手術です。・クリニカルパス（標準的な治療計画）を導入して使用しています

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　長径２センチメートル未満	62	0.22	1.88	ー	68.93
K721-4	早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	31	0.19	4.87	ー	67.19
K7434	痔核手術（脱肛を含む。）　根治手術	29	0.48	3.68	ー	61.31
K6335	ヘルニア手術　鼠径ヘルニア	27	0.96	3.48	3.70	74.74
K7193	結腸切除術（全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術）	16	3.87	16.93	ー	71.68

・1位の術式は、内科と同様に内視鏡で大腸の患部を切除する手術です。・外科もクリニカルパス（標準的な治療計画）を導入して使用しています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（大腿）	18	4.16	55.33	33.33	79.50
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	5	14.40	78.60	60.00	57.60
K0463	骨折観血的手術（膝蓋骨）	3	4.33	37.66	ー	58.00
K0811	人工骨頭挿入術（股）	3	6.66	65.00	33.33	71.00
K0484	骨内異物（挿入物を含む）除去術（膝蓋骨）	1	1.00	4.00	ー	57.00

・1位の術式は、大腿骨の骨折による観血的手術です。

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K607-3	上腕動脈表在化法	30	10.03	25.53	10.00	76.46
K610-3	内シャント設置術	25	9.24	23.76	12.00	68.56
K6147	血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）	2	24.00	12.00	ー	47.50
K616-4	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	2	4.50	33.50	50.00	59.50
K745	肛門周囲膿瘍切開術	1	8.00	17.00	ー	59.00

・腎臓内科では、血液透析関連の手術が上位を占めています。

血液透析科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K616-4	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	535	0.01	1.53	1.86	68.27
K610-3	内シャント設置術	84	3.02	13.09	13.09	65.64
K607-3	上腕動脈表在化法	83	2.48	17.81	20.48	71.20
K6147	血管移植術、バイパス移植術　その他の動脈	49	5.00	15.85	20.40	67.83
K6105	動脈形成術、吻合術　その他の動脈	30	1.90	22.73	13.33	66.23

・1位の術式は、血液透析で閉塞や狭窄を起こした患部を拡張させる手術です。

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	2	0.07
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	7	0.26
180010	敗血症	同一	1	0.04
180010	敗血症	異なる	8	0.3
180035	その他の真菌感染症	同一	ー	ー
180035	その他の真菌感染症	異なる	1	0.04
180040	手術・処置等の合併症	同一	7	0.26
180040	手術・処置等の合併症	異なる	ー	ー

○定義同一性の有無：4つの各医療資源病名の症例のICD10コードと入院の契機病名に対するICD10コードが同一であれば「同一」、

同一でなければ「異なる」とする。

・当院を平成29年4月1日～平成30年3月31日の間に退院した方。

・集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延べ患者数として数えます。

・DIC（MDC6：130100）、敗血症（MDC6：180010）、手術・術後の合併症（MDC：180040）

○解説

・DICも敗血症も契機病名と医療資源病名の症例数に開きがあることから、契機病名である基礎疾患を原因として入院後にDICや敗血症を発症した

症例であると思われます。

更新履歴

2018.09.30

初版

平成29年度 千葉病院 病院指標

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平成29年度　千葉病院　病院指標

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