診療・各部門
JCHO千葉病院循環器内科では心臓疾患(狭心症・心筋梗塞・弁膜症・心筋症・心不全・不整脈など)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症・鎖骨下動脈狭窄など)の診断・治療を中心として、高血圧と生活習慣に起因する疾患(脂質、糖代謝異常、高尿酸血症)を含めた幅広い範囲の診療をいっております。
心臓超音波検査・冠動脈CT・心臓MRIなどを駆使した循環器疾患の診断検査や、冠動脈および末梢カテーテル治療を積極的に行っております。また、カテーテル診断・治療に使用する血管造影装置は広範囲の撮影を可能としており、心臓・冠動脈のみならず末梢血管疾患に対しても高度な診断・治療を可能にしております。2024年度より鈴木医師が赴任し、冠動脈・末梢動脈ともにカテーテル件数が急速に増加しています。
冠動脈疾患や閉塞性動脈硬化症が疑われる患者さんがおりましたら是非ご紹介下さい。
2010年よりフットケアチームとして、整形外科医・形成外科医・循環器内科医・糖尿病認定看護師・臨床検査技師・放射線技師等が下肢閉塞性動脈疾患の診療にあたっています。特に下肢潰瘍治療において、血液浄化療法(レオカーナ)に加えて、新病院移転後に高気圧酸素療法が可能になりました。
2022年より心不全チームが発足し、多職種連携(医師・看護師・訪問看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士)により入院から退院後の訪問看護まで一貫した治療を目指して活動しています。

特色・治療方針
当科では、心臓や血管に関わる疾患の検査・治療を行っています。
当院の特徴である慢性腎臓病、透析症例への対応力を活かして、慢性腎臓病、透析症例の循環器疾患に対する治療介入も積極的に行っています。
・虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞、心筋虚血に伴う心機能低下)
症状:階段や坂道での胸の痛み、息切れ
・末梢動脈疾患(下肢閉塞性動脈硬化症、鎖骨下動脈狭窄)
症状:下肢の色調不良、安静時痛、潰瘍
・心不全(拡張型心筋症、肥大型心筋症、心臓弁膜症)
症状:息切れ、下肢のむくみ
・不整脈(心房細動、発作性上室性頻拍、洞不全症候群、房室ブロック)
症状:動悸感、めまい、息切れ
※ 当院では2010年にフットケア外来を開設して以来、整形外科医・形成外科医・循環器内科医を中心に糖尿病認定看護師・臨床検査技師・放射線技師等がチームをつくり下肢閉塞性動脈疾患の診療にあたっています。2025年5月より高気圧酸素療法も開始しました。
診療実績
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
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カテーテル | |||
冠動脈造影検査 | 225 | 231 | 361 |
下肢動脈造影検査 | 81 | 89 | 153 |
冠動脈形成術 | 53 | 58 | 133 |
下肢動脈血管内治療 | 55 | 48 | 118 |
ペースメーカー手術 | |||
新規 | 6 | 12 | 16 |
交換 | 15 | 10 | 6 |
当院でのカテーテル検査・治療は「日本循環器学会」「日本心血管インターベンション治療学会」に症例数・治療成績・術後経過の報告を行っています。
これらの統計は学会や専門雑誌に発表する資料として利用される事はありますが、その場合でも患者様のお名前など個人情報は含まれません。
診療体制
氏名 | 資格 |
---|---|
副院長 河野 行儀 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医 |
統合診療部長 水口 公彦 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本医師会認定産業医 |
循環器内科 部長 内山 雷太 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 日本心不全学会心不全緩和ケアトレーニングコース修了 |
循環器内科 医長 鈴木 櫻丸 | 日本内科学会内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
循環器内科 | ||
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年間入院患者数 | 年間外来患者数 | |
2020 | 6,773 | 12,646 |
2021 | 7,884 | 12,783 |
2022 | 9,451 | 12,613 |
2023 | 11,436 | 12,558 |
2024 | 13,098 | 12,624 |